地域の生活を「ささえる」取り組み

整頓され保管されている布団や電気のかさなど

「大阪しあわせネットワーク」では、社会福祉法人(福祉施設)の強みや特性を活かした地域貢献事業を推進しています。
この「大阪しあわせネットワーク」の取り組みの1つである、社会福祉法人の強みを活かしたワンストップの総合生活相談「生活困窮者レスキュー事業」では、家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)の被害者や刑余者など、住居は確保できていても生活に必要な生活家電等が揃わない場合に、福祉施設の利用者や地域から提供のあった物品を有効に活用しています。

地域のネットワークを活かし、物品を有効活用

社会福祉法人つくし会特別養護老人ホーム萱振苑(八尾市)では、在宅介護サービスの利用者が入院等により転居する際に、居宅にあった家電製品を譲り受けたり、施設近隣の民生委員からの寄付物品を保管し、支援に活用しています。また、法人内の職員会議でこのような取り組みを紹介したことで、職員の間に協力の輪が広がり、各家庭で余っている日用品等も集まり、支援に活用しています。

地域や施設の種別を超えた連携の意義を実感


特別養護老人ホーム萱振苑のCSW 髙松達朗さん

萱振苑のコミュニティソーシャルワーカー(以下CSW)の髙松達朗さんは、「大阪しあわせネットワーク」の社会福祉法人間で利用するシステムを活用し、施設が保有している物品を写真付きで情報共有しています。八尾市内だけでなく、大阪府内の他市町村の施設などから物品提供の依頼を受けることもあり、地域や施設の種別を超えた連携の意義を実感しているそうです。

法人紹介


特別養護老人ホーム萱振苑(大阪府八尾市)

法人名:社会福祉法人 つくし会(つくしかい)
所在地:大阪府大東市諸福6-3-33
電 話: 072-873-9817
ホームページ:http://tukushi.wixsite.com/tukusikai
法人設立認可年月:昭和53年2月28日
主な実施事業:特別養護老人ホーム、認定生活困窮者就労訓練事業、一時預かり事業、保育所、老人居宅介護等事業(訪問介護)、老人デイサービス事業(通所介護)、老人介護支援センター、居宅介護支援事業、介護予防支援事業


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