地域の生活を「ささえる」取り組み

CSWの樋口まりさん

社会福祉法人永寿福祉会は、障がい者支援施設「永寿の里若葉(大阪市/成人施設部会)」に、誰もが気軽に日常の困りごとを相談できる場所として、地域のよろず相談所『かけはし』を開設しています。

今回は、地域のよろず相談所『かけはし』の相談支援専門員であり、平成27年の大阪しあわせネットワークの開始直後から、CSW(コミュニティソーシャルワーカー)としても活動している樋口まりさんにインタビューしました。

地域の課題を制度につなぐ

地域のよろず相談所『かけはし』は、「地域でいただいたものは、地域へお返しする」という初代理事長の考えのもと、平成14年に立ち上げられました。現在では、障がい福祉サービスの相談支援事業所の指定を受け、専任の相談員を配置し、地域のよろず相談所として、制度や福祉サービスの対象にならないケースにも積極的に向き合っています。

介護が必要な夫と、精神障がいのある妻が金銭搾取されていたケースでは、よろず相談所『かけはし』が以前から知的障がいの息子の支援でこの世帯に関わっていたこともあり、大阪府社会福祉協議会の社会貢献支援員と連携し、「生活困窮者レスキュー事業」による緊急の食糧支援を行い、成年後見人による生活のサポートの手続きを行いました。

その人らしい安心した暮らしを

「地域には、貧困、障がい、虐待など複合的な課題を抱え、生きづらさを抱えて孤立している人が多い。本人らしく安心して暮らしていけるよう、相談支援事業所のもつ障がい分野の専門性や関係機関とのネットワークを生かし、今自分ができることを積み重ねていきたい」と樋口さんは、今後の抱負を語ります。

法人紹介

法人名:社会福祉法人 永寿福祉会(えいじゅふくしかい)
所在地:大阪府大阪市平野区喜連2-2-40
電 話:06-6760-0710
ホームページ:http://www.eijyu.or.jp/
法人設立認可年月:
主な実施事業:特別養護老人ホーム(地域密着型)、特別養護老人ホーム(介護福祉サービス)、障害者支援施設(施設入所支援)、障害者支援施設(生活介護)、障害児通所支援事業(放課後デイサービス)、老人居宅介護等事業(訪問介護)、老人デイサービス事業(通所介護)、老人デイサービス事業(認知症対応型)、老人短期入所事業(短期入所生活介護)、老人介護支援センター、障害福祉サービス事業(短期入所)、移動支援事業、社会福祉の増進に資する人材育成・確保事業、有料老人ホームを経営する事業、(公益)居宅サービス事業(通所リハ)、(公益)居宅サービス事業(短期入所療養介護)、(公益)居宅介護支援事業、(公益)介護予防支援事業、(公益)介護老人保健施設、(公益)地域包括支援センター


地域の生活を「ささえる」取り組みトップへ